塗装工賃の算出方法についてですが、　

バンパーの場合は、1本塗り、部分補修（ぼかし塗り）の2通りございます。

1本塗りの場合、必ずバンパー脱着分解作業が伴いますので、最低でも5万～ぐらいは

覚悟の作業になります。新品バンパーの金額が　5、6万の場合は、基本取替を推奨してます。

部分補修に関しては、バンパーを外さずに、傷の周辺からバンパーの3分の1程度塗装して直す、

という方法です。コストは2万、￥25,000（税別）～が一般的です。傷の範囲がせまかったり、

変形がひどくない場合にはこの方法を推奨しております。

ボディーに関しては、当店は基本部分補修は致しません。　

ドアの隅っこの方に凹み傷があっても、クリヤーは1枚塗りでの計算になります。　

バンパーはぼかし塗装をしているのに、なぜ？ボディーは1枚塗りしかしてくれないのか？　

それはですね・・・

まず、基本的な考え方として、部分補修（ぼかし）をした場合、新しい塗装と、元の塗装の

境目は、納車時は全く分からないように磨き上げますが年数がたつと、境目が

白くぼやけてきます。白やシルバー、ホワイトパールは目立ちませんが、よく見るとわかります。

濃い色は、はっきりわかるようになります。　

バンパーは、せいぜい縦に30センチ程度、構造によっては縦に10センチのところでぼかしができるため、

境目が出てきても目立ちにくい、というのが理由です。　

ボディーは、ドアなど、縦に70センチ、バンなどは1メートルくらいの面積がありますので、その広範囲に

ぼかしを入れると、境目が出てきたときにすごく目立ってきてしまいます。

クレームの元にもなりかねません。よって、当店はボディーはパネル1枚塗りが原則になり、

1枚塗りの計算になっております。

また、ほとんどのツーコートメタリック、パールの場合、板金が広範囲だったり、　

ドアの取替、フェンダーの取替、という作業に関しては、塗装は隣のパネルの同時塗装をすることによって

わからなくします。（ぼかし塗装、グラデーション塗装）　これをしないで、交換パネルの塗装のみに

すると、隣のパネルとの若干の色の違いがでてきます。

色の種類によっては100％に近い調色ができますので、隣のパネルを塗らなくてもすむこともあります。

隣のパネルまで塗らないとわからなくできない色に関しては、隣のパネルの塗装も工賃にふくまれますので、

割り増しになります。　

この辺が凄く微妙なところなのですが・・・・・

ご予算重視で、若干の色の違いは気にしないので、少しでもお安く修理したい！というお客様に関しては

ブロック塗装（隣接パネルを塗らない）を行います。その作業の精度は、正直、塗装技術者の力量を信じてもらう

しかありません。

当店（私）も、コスト重視のお客様に関してはブロック塗装を推奨しておりますし、今まで、色が違うぞ！

というクレームは1度もありません。

計算方法は、見積りソフトが基本行います。

当店は保険会社が使用しているソフトをつかっております。　

が、あまりにもソフトが計算して出した金額が高かったり、安かったりした場合は修正をいれます。　

いい車や、調色が難しいいろなどは、工賃が上がります。

また、パネルの面積によっても金額が変動いたします。　

塗装方法（1コート、2コート、3コート、4コート）で工賃は変動します。　コート数が多くなるほど

材料代が上がりますし、技術レベルも高くなるため、工賃も上がっていきます。

以上が当店が行っている塗装工賃の決め方です。　

工場によっても塗装工賃は変わります。　

同じカラーナンバーで、ドア1枚塗りでも、　A工場は8万、B工場は12万、C工場は5万、　これぐらいの違いは

あるあるなんです。　なんででしょうか？　

工場の設備、使っている塗料、材料（いいものか・安いものか）　職人の人件費（これが一番かも）　

見積りする人がドンブリ勘定（結構います）　、ぼったくり・・・・　

凄く修理費用が安くて有名な板金工場で修理したお車を何度か見たことがありますが、　

決して、いい仕上がりではありませんでした。（お客様も安かったからしょうがない・・・という心境かも）

板金工場のお得意先がない場合、万が一車を修理に出さなければならない場合は最低でも3社は

相見積もりをした方がいいと思います。いい工場は3社の中に1社はあるはずだからです。

（あくまでお客様のニーズに合った工場、という意味です）　

当店ですが、今週前半は満枠、14,15日ごろからのご新規ご予約まだ２枠あきがございます。　

相見積もりもOK！　

お問い合わせおまちしております。