株式会社BURU

日本の町工場の20年後の世界・・・・

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日本の町工場の20年後の世界・・・・

日本の町工場の20年後の世界・・・・

2023/05/25

恐ろしいタイトルになっておりますが、

実際現場感覚で同業者および同じような業態の町工場はこの先、どういうふうになるのでしょうか?

 

昨今、話題となっている『超少子高齢化問題』、ありますよね、

我々同業者、同様の業態の町工場は、新卒の求人をほとんど採用してないので、

ほどんどの雇用の形態が、他業種を辞めた方の職種を変えての再雇用、もしくは同業者(経験者)の再就職、引き抜きがメインになります。

 

現在、若い方が、昔でいう『3K』、『4K』の職種に就職することはほとんどなく、あっても大手ディーラー、名の知れた会社になります。

ネットで探さないと出てこないような町工場、探しても出てこないような町工場に、若い方が見習いで就職を希望する、

ということは現状ほとんどありません。

 

結果として、我々の業種や、似たような業態の町工場の従業員はどんどん高齢化しております。

ちなみに当工場の現場の平均年齢は47,6歳。このまま若い方の雇用がない場合、20年後は67,6歳(笑)

 

うちの工場にいる塗装担当は昨年雇用したのですが、前の工場は10人くらい社員がいて、自分が一番年下だった、と聞いております。

現在45歳で、です。

 

こういう会社がゴロゴロ存在するのですが、そうなると、おのずと『もう、引退します、』『もう、工場たたみます』という感じで工場の

絶対数は減っていくことが想像できます。板金塗装を必要とするお車の数自体、少しずつ減っては来ておりますが、工場の減り方と仕事の減り方が平均してない場合、

万が一、お仕事量にたいしての、こなす側の減少が激しくなると、修理工賃の高騰が考えられます。現状まだそこまでは来ておりませんが。

 

若い方の雇用が進まない業種は間違いなく衰退するでしょう。仕事量も減れば尚更の話。

車の自動運転技術の進歩により、今後、どんどん自損事故は減ります、間違いなく。これがもしかすると若い方々にこの業種がウケない理由なのかも

しれません。事故が減れば仕事量も減り、収入も上がらない、従業員も高齢化、目先いいことなさそう・・・・という想像ができます。

 

が、しかし、しかしです。

板金塗装技術は、間違いなく人間がこなさないといけない。いかに機械が発達しても、AIが発達しても生身の人間がこなさないといけない。

もし、万が一、今後自動運転が安価で普及し全車種に標準装備されたとしても、思ったほど事故が減らなかったとしたら??

機械やコンピューターに胡坐をかき、未熟な運転者が増えて、車同士の事故が増えた場合?超少子高齢化で淘汰され、生き残った数少ない町工場に

仕事がわんさか殺到する、ということが起きたら??そんなことが起きたら大変です。当然のごとく工賃は高騰し、従業員の年収も爆上げするでしょう。

板金塗装という仕事は、技術を習得すれば、いい収入になる!となると、若い方の就職先として見直される可能性も十分ありえます!!

なんてね! 

下の方の話は、私がこうなるといいな~という理想論でして、大概の町工場の経営者さんは、跡取り問題で頭を抱えております。

次ぐ人がいないのです。こういう業態の町工場を喜んで継ぐ、継いでくれる、息子、従業員を持つ経営者は少ないと思います。

そうなると、いいところで身売りするか、たたむか、です(涙) 

この間、当店にもM&Aの話がありました。丁重にお断りいたしましたが。

 

先日、某民放で、大田区の町工場の経営者さんにスポットを当てた番組があり、同じ町工場の経営者として見ていたのですが、

大田区の大森近辺にあった町工場の数はかなり減ったそうです。理由に挙げてたのが、『利益が出せなくなった』『仕事が減ってしまった』

『跡取りがいない』が主な原因だそうです。

 

時代の流れ、というものもありますかね、その時代の流行りだったり。

日本は家電メーカーがほとんど海外勢に抜かれておりますので、そのうち自動車業界もうかうかしていられないのではないでしょうか?

そういう、世界的な流れ、も見ながら若い方々は就職先を選んでおりますので、そういうスポットライトに町工場が当たらなくなった。

大いにあると思います。

 

ちょっと前にTBSの日曜劇場で『下町ロケット』が高視聴率で放送されておりましたね。私は3回位は見直してます(笑)

ドラマとはいえ、若い従業員が生き生きと会社のために頑張っている姿はすごく理想的で感動しました。

会社の規模がまあまあ大きかったですが、設定の平均年齢が若かったですので、実情とはちょっと離れておりましたが・・・

ああいう、町工場を舞台にしたドラマなんかをどんどんやっていただけたらな~なんて思ったりもします。

板金塗装工場の若き技術者の恋愛ありの、夢の階段をどんどん駆け上がってゆく!みないな・・・・主人公は『横浜流星』

 

ないか・・・​​​

 

当店の場合でございますが、私が現在53歳、おそらくあと20年は現役で働くとおもっておりますので、お仕事がある限り

世の中に当店を必要とする方々がいる限り、がんばっていこう、と思っております。正直20年~のことは考えておりません。 

自動車業界が今後、どういう変貌を遂げていくのか?本当に電気自動車の時代がくるのか?それは何年後なのか?

自動運転はどこまで技術進歩するのか?一般車両に普及するのか?そういう時代の流れを見ながら経営していきます! 

 

もちろん、今後20年以内に、このガレージブルを継ぎたい、という優秀な方に巡り合えたら、私は喜んで会社を継承し、

一職人に戻って、体が続くかぎり現場でお車に携わっていく、というのも、アリだと思っております!
​​​​​​

 

 

 

 

 

 

 

 

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