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板金塗装の工賃って、なんでこんなに工場によってばらばらなのですか?っていう質問

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板金塗装の工賃って、なんでこんなに工場によってばらばらなのですか?っていう質問

板金塗装の工賃って、なんでこんなに工場によってばらばらなのですか?っていう質問

2023/05/30

先日、BMWのリヤバンパーの傷の補修でお世話になったお客様から、帰り際に

『御社のほかでもお見積りを取ったのですが、なんでこんなに工賃に差があるのでしょうか?』

というご質問をいただきました。

 

私の返答は

『工場によって、つかっている塗料や、設備、従業員の人件費、工場の家賃などの経費が工賃に影響します』

とお答えしました。ですが、

お客様『それって、数%か数10%の違いでしょ?工場によって倍以上の違いの理由にはならないと思うけど???』

ということで、

私 『そ、そうですね、ちなみにほかの工場は今回の修理を御幾らで見積もってましたか?』

お客様 『大体、10万くらい・・・』

私『そんな・・・・』

 

今回、当店がお引き受けした金額委は3万でしたので、私もびっくりしてしまいました。

 

私『逆に、お客様、ほかの工場でそういう値段ばかり言われて、当店で3万でできるって聞いて、ちゃんと修理してくれるのか

  不安にならなかったですか?』 

と聞き返したのですが、

 

お客様 『正直、不安でした・・・・』 

とのこと、そりゃそうでしょうね~ ある意味、相場がわからない場合、ちょっとしたチャレンジ精神が必要になるもんです。

 

表題の答えですが、工場によっては、利益を乗せすぎていることがある、ということです。

悪い言い方をいえば、『ぼっている』 です。

 

通常、作業工賃には、基準的なものがあります。それは、『指数』 といわれるもので、国産車や、一般的な外車には

分解工賃には『指数』が設定されております。 

たとえば、 クラウンのフロントバンパーの脱着工賃に『指数:1』と定められていれば、

その工場のレバレート(1時間あたりの基本工賃)が7000円の工場であれば、指数1=7000円 となります。

レバレートは、その地域地域でばらつきがあり、当工場のある横浜で、一般的な設備で運営している板金塗装工場のレバレートは

7000~8000円が標準です。 高級外車ディーラーの下請け工場などは、1万を超えるレバレートを設定している場合もあります。

よって、高級外車ばかり扱っている工場に見積りをとるとレバレートが高いため、おのずと金額も跳ね上がります。

このレバレートは、使用している材料や設備が高価になればなるほど高くなります。

 

先ほど述べた『指数』を見積りにつかっている工場は、比較的標準的な工賃で修理しております。『指数』は、工場で使用している

見積りソフトにすべてデータがありますので、見積り担当が、ソフトに作業内容を打ち込めば、コンピューターが指数を自動的に

計算して、工賃を出すのです。 

 

ただ、この指数にも欠点があり、指数:1(1時間で終わらせられる作業という意味)で設定されている作業を実際に行ったとき、

どんな達人でも1時間以内で終わらせることができない、なんていう場合もあります。

見積り担当が実際に作業を現場で行っている方の場合は、こういう指数の不具合を

見抜いて、金額の修正をかけるのです。 この修正が工場によってのバラつきの原因です。 

 

僕がよく、

『いそいでいなければ、いろんな工場から見積もりを取ったほうがいいですよ!』 

というのは、このバラつきをお客様が見極められるからです。 

 

先ほど述べた  クラウンバンパー脱着 指数:1 (例え) は、どの見積りソフトでも同じ設定ですので、 

見積りソフトを使用している工場10社にこの作業内容で見積り依頼をしたとき、同じ地域で同じくらいの規模の工場であれば

10社すべて7700円(税込み)という答えになります。が、ここが味噌で、例えば10社中7社が7700円という回答で、 

残り3社が1万という回答とすると、1万の回答をした工場は指数を使った見積りをしていないか、 

単純な作業でも、指数に修正をかけて提示する癖がある工場、ということがわかるのです。こういう工場は大体、塗装代がめちゃくちゃ高い

傾向があります。基本的に良心的な工場は、単純作業に大幅な指数の修正見積りはしませんので、

依頼するなら(金額を気にして)7700円を提示してきた工場の方が信頼できると思います。

 

また、『指数』のない作業などは、工場工場で定価を設定しているか、その場その場でどんぶり勘定で見積りを提案します。 

その、どんぶり勘定とは、

『この作業、何時間くらいで終わらせられるかな~5時間くらいか?』となると、

レバレート7000円の工場は、お見積り35000円 ということになります。 

ここにも味噌があります。 

作業の早い工場は、どんぶり勘定での見積りでも、ほかの工場より見積り額が安いんです。

なぜなら、5社のどんぶり勘定時間が5時間、に対して、ある工場の職人が同じ作業に3時間で終わらせられる、という答えを

出した場合、2時間分の工賃の差が出るわけです。 

常にスピードを意識して作業をしている工場は、トータル的に安い傾向があります。(これは当店に当てはまることですが)

安くした分、仕上がりのスピードでカバーしており、予定より早く次の作業にかかれるので、台数もこなせる訳です。

 

これが、工場による工賃の違いの原因(まだまだありますが、ざっくりいうと)です。 

とにかく、先ほども述べましたが、お急ぎでなければ最低3社には見積りしてほしいです(比較的同規模、それとディーラー)

安すぎる工場もいろいろありますので、その辺はよく考えてください!

 

 

 

 

 

 

 

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